テニスの試合を楽しむために考えるべきこと
実業団の試合で単複とも競ったスコアで負けてしまった。
相手はインカレ出場経験のある選手であることが試合後に分かったのだが
競った試合に負けたことは本当に悔しかった。
この試合を振り返る中で自分が試合前/試合中/試合後に何を考えているか
何を考えると楽しくテニスをできるのかを明文化したので書き出してみる。
※ 技術的なことは一切書きません。
【試合前】
〇 何段階かに分けて目標を立てる
「草トーで1勝する」、「○○さんに勝つ」など目標を立てると練習のモチベーションになる。
ただし、ゼロ/イチの目標を立てると達成できない場合に悲しい思いをすることになるので
松/竹/梅やwant/mustなど何段階かに分けて目標を立てるようにしている。
例えば私が今回の実業団の試合に臨むために立てた目標は以下である。
松:単複全勝
竹:単全勝
梅:自分の負けが影響して降格をしない
単複負けたことで松/竹は達成できないことが決まってしまったので
次戦以降に勝利することで梅を達成していきたいと思う。
〇 すべての試合に勝つことはできないと理解する
試合に勝てないと悔しいのは当たり前である。
しかし、すべての試合に勝つというのは現実的ではない。
(上級者が初球指定の試合に出るなど勝利を確実にする方法はあるが)
だからまずは
・試合の時点で自分より明らかに強い相手には勝てなくても仕方ない
・実力が同じくらいの相手との試合は半分は負ける
という前提を持っておくようにしている。
〇 テニスはあくまで趣味なので後悔しないようにプレーすることを考える
私たちのようなアマチュアプレイヤーにとってテニスは趣味の域を出ない。
団体戦であったとしても試合に負けたところで生活に影響はない。
試合に勝つことで得られるのは基本的に自己満足と他者からの賞賛の2つだけである。
だから負けることを恐れる必要は全くない。
極論、自分が後悔しないプレーができればよいと考えている。
自分はダブルスで真ん中を抜かれると後悔することが多いので
その回数を減らすことを意識している。
※大会で結果を出せれば市の代表になるなど上位の試合にエントリーできるようになったり、テニス仲間が増えたりとメリットはある。
【試合中】
〇 運に左右される場面は何があっても仕方がないと考える
ノーアドで相手のボールが自分のコートにネットインして失点、というのは悔しい。
しかし、ここで自分にできるのは「仕方ないと切り替えること」だけである。
自分はネットインやイレギュラーバウンド、フレームショットでのエースなど
実力ではない部分で自分と相手の損得が発生してしまった場面では
「日頃の徳が足りなかったな」と声に出すことで切り替えている。
〇 環境は味方であると捉える
日差し、風、気温、コート状況などテニスのプレーに影響する環境因子はたくさんある。
よくあるアドバイスは「環境は平等だから言い訳にするのはよくない」というものであるが
自分はさらに一段階ポジティブに「環境は自分の味方である」と捉えるようにしている。
・自分の球は威力がないから風で良く動いてくれるからよい
・自分だけサングラスをしていれば日差しは味方だ
・気温が高いと長い試合に持ち込めば相手が倒れてくれるかもしれない
などプラスに捉えられる要素はたくさんあると思う。
先日の試合で言えば、相手がチェンジコートの時に暑さにやられて辛そうだったので
「もっと暑くならないかな」と思っていたし、
負けた後も「気温があと3度高ければ勝てたかもしれない」と考えていた。
〇 緊張感を味わえるのはお得な事であると捉える
現役時代の成績として殊勲打(試合の勝利を決める一打)が非常に多く、満塁の場面など緊張感のある場面が大好きだったということを最近知った。
阿部選手の思考はテニスにも活かせると考え、
以下のような理由で緊張感を味わえるのはお得な事であると捉えるようにしている。
・緊張感/スリルは日常では味わえない。
・緊張感のある場面で自分ができるプレーが自分の武器であるというデータが得られる。
・緊張感のある場面でいいプレーをできるとヒーローになった気分になれる。
【試合後】
〇 あのポイントを取るにはどうすればよかったかを考える
印象に残っている失点を思い出して「あのポイントを取るにはどうすればよかったか」を考えるのが良い。
例えばチャンスボールを詰め切れずにミスして失点したポイントについて振り返り、
そのポイントを取るイメージをしておくと次の練習でチャンスボールが来たときに
「もっとネットに詰めなきゃ」と意識できるようになる。
スポーツはノートを見ながらプレーすることはできないので
ある意味では記憶力とその記憶を瞬間的に引き出す能力が必要である。
だから、振り返りとイメージトレーニングを繰り返すことでプレー中の意識に繋がると思う。
〇 ダブルスでペアの責任で負けたと考えてもよい
スポーツで「負けを人の責任にする」というのは嫌われがちな思考ではあるが
事実としてペアの責任で負けることはある。
タイブレークでネット前のチャンスボールを4本ミスされるとか、誰でも経験があるはず。
そのような場合は素直にペアのせいで負けたと思ってしまう方が気が楽になると思う。
ペアの人を責める目的ではないので
本気で「相手のせいだ」、と考えるのではなく
「自分のせいではない」くらいのレベルにしておくのが良い。
ただし、この思考は表に出すことはおススメしない。
自分の評価を落とさないために、あくまで自分の中でとどめておくべきである。
〇 競ったスコアになるならテニスの実力はイーブンであると知っておく
大学テニスの団体戦で4-6,6-7(7)のストレート負けを喫した際に
ジャッジペーパーでスコアを数えてみるとトータルポイントの差はわずか6であった。
2時間の試合をして6ポイント差というのは実力はイーブンといってもよい。
でも、その6ポイントが結果として勝ち/負けというひっくり返せない差をもたらした。
実力がイーブンなのに勝てないというのは悔しいことではあるのだが、
「何しても勝てなかった」よりは「どこかに結果をひっくり返す要素があった」
と思える方が今後の練習に身が入るのではないか。
【まとめ】
大切なのは
・気持ちの問題で試合に負けないこと
・テニスが楽しかったと思えること
・試合に負けても次は頑張ろうと思えること
である。
そのためには試合に勝つことが何より良いことではあるのだが
負けたとしても自分に都合よく考えてポジティブな気持ちで終われることが必要だと思う。
今回は以上です。
【8/28は汗の日】20年以上手汗に悩んできた男性が人生で体験してきたこと
8/28は汗の日とのこと。
そして、何と「記念日」として登録されているとのこと。
汗の病気に理解を 8月28日は「汗の日」皮膚科医らが啓発イベント:朝日新聞デジタル (asahi.com)
私は小さい頃(覚えている範囲では小学生)から手汗が酷かった。
いわゆる手掌多汗症というものに該当しているのだと思う。
自分と同程度に手汗がすごい人は人生で1人しか巡り合ったことがない。
(中学の友人の家に行ったときに、たまたま来ていた友人の幼馴染が唯一の私の手汗のライバル)
今回は手汗に20年以上悩んできた私が体験してきたことを書いていこうと思う。
【今回の記事で伝えたいこと】
〇手掌多汗症という病気で困っている人が世の中にはいるということ。
〇手汗で嫌な思いをしたり、行動にためらいが出たりするが
周りの人の理解でコンプレックスにならずに済むということ。
〇開き直る時が楽になる、ということ。
【前提】
手汗レベル:日常的にはレベル2、緊張した時などはレベル3になる。
↓参考:手汗レベルの目安
【手汗を止める!?】かんたんツボ押しでセルフ対策! | 汗だくライブラリー (asedaku-library.com)
【①日常編】
〇ノートがびしょびしょになる
授業中にノートに黒板の内容を書き写していると、どうしてもノートに手が触れる。
手汗を書いているとノートの紙に手汗がしみ込んでびしょびしょになる。
びしょびしょのノートは鉛筆で字を書くのが難しいし、消しゴムで字を消すときに破れることがある。
これによってかなりの不便を被ってきた。
(テストの答案を濡らしてしまって消しゴムで破ったことがある。)
私の対策はシャーペンの替芯のケースや消しゴムを手の下に挟むことによって
紙と手が直接触れるのを防ぐというものであり、現在も活躍している対策である。
〇チノパンに手を置いていると汗シミが目立つ
大学の授業や私服可の就活の面接で困ったのは
ベージュのチノパンを履いて膝に手を置いているとチノパンに汗シミができてしまう。
水滴が付いたくらいであればそんなに気にならないと思うが
手のひらと同じ大きさで汗シミが付くとさすがに目立つ。
このことで人から何か言われたことはないが、手汗を書いている当人からはかなり気になる事象であった。
対策としてはハンカチを常に手に持っておくことである。
〇ゴム手袋を装着するのに時間がかかる
大学院や職場(技術職)で実験する時にゴム手袋をする機会がたくさんあった。
手汗が出ている時の私は両手にゴム手袋を装着するのに3分くらいかかってしまう。
普通の人は数秒で手袋を装着できるので、例えば同僚と一緒にクリーンルームに入る際に待たせてしまうのが申し訳なかった。
また、職場で1日に何回も手袋を交換することがあり、
10回手袋を交換する場合は3分×10回で30分(所定労働時間の16分の1)は手袋を装着するのにかけていたことになる。
転職した今はゴム手袋を装着することはないので、無駄な時間がかからず非常に快適である。
〇いつも緊張していると勘違いされる
普通の人は緊張しているときに手に汗を握るものである。
ということで注射の時やテストの答案用紙を受け取るなど
「緊張している人が比較的多い場面」で手汗をかいている私に
「緊張している?」などと声をかけてくれる人が多くいた。
否定するのも肯定するのも何だか恥ずかしいできごとである。
【②友人編】
〇友人と手が触れる時に不快な思いをさせてしまう心配がある
体育の授業や運動会・体育祭の競技で友人と手が触れる機会がある。
小学校の頃からその機会で友人を不快にさせてしまうことを心配していた。
しかし、幸いにも私の友人になってくれる人はみんな理解があり気持ち悪い扱いはされなかった。
「手汗キャラ」としていじられてはいたものの、いじめなどの材料にならなかったのは幸運だと思う。
〇モノを借りる時に異常なまでに手洗い、手拭きを行う
学校生活では友人から文房具やノート・教科書を借りることはあったし、
就職してからは同僚のPCを操作せざるを得ない場面があった。
その時に手汗が付かないようにかなり頻繁に手を洗ったりハンカチで手を拭いたりしていた。
しかし、自分にできる対策はここまでなので、もう最初に謝罪をして使い終わったら触ったものを拭かせていただくことで対応していた。
【③恋愛編】
〇初めての恋人と手を繋げたのは寒い日の屋外だけ
大学生の時に人生で初めて恋人ができた。
「恋人なんだから手くらい繋ぐでしょう」と思っていたのだが、
初めての恋人ということで嫌がられるのを過剰に恐れて
手汗が少しでも出ている時は手を繋がなかった。
初めて手を繋げたのは付き合い始めてから半年以上経過した、12月半ばの屋外デートである。
交際を解消するまでに寒い日の屋外デートは数えるほどしかなく、人生最初の恋愛で手を繋いだ回数は両手で数えられるほどであった。
〇「手汗なんて気にしない」と言われるのが嬉しい
2人目の恋人は手を繋ぐことが好きだったので、季節問わずに手を繋いでいた。
初めて手を繋がれた時は正直なところ手汗をかなり気にしていたのだが
「そんなの気にしない」と言ってくれて気が楽になったし、
ある意味コンプレックスを受け入れてくれたことが嬉しかった。
【④スポーツ編】
〇テニス中のハイタッチを恐れる
私は小学生のころからテニスをやっており、
ダブルスパートナーとはポイント間にハイタッチをする
という習慣に苦しんでいた。
テニス中に汗をかくのは私だけではないので日常より珍しさは低いのだが
ポイント間にタッチする分、人と手が触れ合う回数は非常に多い。
こちらは私も嫌々ハイタッチを続けていたのだが、大学の部活で2年からペアを組み始めた同期が初めて組んだ試合の2ポイント目でグータッチを提案してくれた。
その時から私のダブルス中のタッチはグータッチに変わった。
この提案のおかげでダブルス中のストレス事項が1つ減ったため、提案してくれた同期には感謝している。
なお、グータッチ開始から10年経過した現在はCOVID-19対策でラケットタッチに変わり
そもそも手が触れることがなくなったのは私にとっては非常に良い変化である。
〇グリップテープはドライグリップを数日で取り換える
テニスはラケットを握ってボールを打つスポーツである。
握りが打球中にずれるとショットの感覚がおかしくなるので、
手汗でグリップが滑ることは敗北に直結する。
もともとはyonexのウェットグリップテープを使っていたのだが
1回2時間のレッスンですら保たずに滑り始めていた。
しかし、高校生の時にtounaのドライグリップテープに巡り合えた。
このグリップテープであれば2本で乾かしつつ使用すれば3~4回(冬場はもう少し長い)の練習は保つ。
「グリップテープは数回の練習で替えるもの」というのは常識ではないらしく
半年間グリップテープを変えていないという人もいた、信じられない。
〇ゴルフの打ちっ放しで隣の打席のおじいさんを危険に晒す
大学生の時に初めてゴルフの打ちっ放しに行った時のこと。
「初心者は力んではダメ」という友人からのアドバイスを実践して
グリップを軽く握ってフルスイングしていた。
片手にはグローブはしていたのだが、グローブからしみだした手汗のせいで
グリップできずにすっぽ抜けてしまった。
すっぽ抜けた7番アイアンは打席の上に張られたネットにバウンドして隣の打席のおじいさんの後頭部付近をものすごいスピードで通過していった。
(クラブの飛ぶ速度が速すぎて気が付かれなかったレベルである)
この時、おじいさんにゴルフクラブが当たらなかったことは
冗談抜きで私の人生で最も幸運だったことだと思っている。
あと10cmずれていたら間違いなく…。
【最後に】
世の中には手汗をかくことで日常に悪い影響が出てしまい大変な思いをしている人がいる。
そのような人たちに比べると周りの人たちの理解や仕事内容に恵まれていたことで
大変な思いをしつつも大きなコンプレックスにはならずに済んだことは幸運であったと思う。
一時期は手汗対策をネットで調べていたし、
社会人になってお金をある程度自由に使えるようになった際には
薬やハンドクリームなど色々な方法を試していたが効果は薄かった。
手術など考えていた時期もあったが今はもう開き直ってそのままにしている。
もちろん「手汗がすごい」という状況は変わっていないのだが、開き直ったことで気持ちが楽になった。
今回は以上です。
4年近く付き合ったお相手と婚約破棄をした直後に考えていたこと
先日、友人の結婚式に参加してきた。
実はその結婚式の前日が私が結婚式を挙げる予定だった日であった。
私は入籍直前でお相手から婚約破棄を申し渡されてしまい、その結婚式はキャンセルしていた。
世の中の婚約破棄をした人の発信を見ていると
自分はかなり切り替えが早くできた方だと思っている。
しかし、当時の手帳に書かれた自分の考えを見ていると
思うところはたくさんあったのだなと感じる。
今回はその日記の内容をつらつらと書いてみようと思う。
(※ 不徳なことをして振られたわけではないということは強調します。)
【この記事で伝えたいこと】
・婚約破棄をすると様々な側面からダメージを受ける。
・法律上は結婚歴なしの独身のままでいられるので傷はそんなに深くない。
・捉え方次第ではポジティブなこともたくさんある。
【ネガティブな考え】
● 何で自分がこんな思いをしなければいけないのか
まず理由はどうあれ「自分は婚約を破棄されてしまうような人間である」という事実に対して自己肯定感がストップ安になった。
そして、お相手が婚約破棄を申し出てきた理由(いわゆる「価値観の違い」)については理屈では納得できるのだが、
就職して1年後から30歳手前までという、お金と時間の両方が満ち足りていて何でもできる時期をこの結婚に向けて費やしてきたのに…
という理不尽さに悲しくなった。
● もっと早く言ってくれればよかったのに
婚約破棄の理由になった、「お互いが結婚相手に求めることに合っていないこと」に関しては
プロポーズをする前に何度も擦り合わせてきたつもりだった。
人の考えが後から変わることは否定しないし、理由そのものは価値観の相違なので仕方がない。
しかし、「やっぱりやめる」と言われたのは結婚の準備がかなり進んだ段階であり、
もっと早く言ってくれれば色々なリソースを無駄にせずに済んだのにという不満はあった。
● 人生計画が狂ってしまった
私は30歳前後で結婚しようと考えてその通り進んでいたのだが、やり直しとなった。
また新しい相手を探して、相性を確かめて結婚準備をして…と考えると
数年単位で人生の計画がずれてしまうことになる。
次の結婚相手が見つかるのかという根本的な不安も…。
● お金を無駄にしてしまった
・会社の独身用社宅から2人で住むためのアパートに引っ越し、家具なども揃えていた
・プロポーズ、婚約指輪、結婚指輪、両家顔合わせ、結婚式場の予約
と結婚に向けた手続きが進んだ段階での婚約破棄だったので、
かなりの金額(150万円くらい)が無駄になった。
貯金がそこそこあったので生活/人生に影響が出るレベルの出費にはならなかったが、それでもこの金額をドブに捨てたのは精神的なダメージが大きかった。
● いい相手を逃してしまったな
「結婚相手に求めるもの」は合わなかったとはいえ、
一度は結婚を決められるほどに、お相手はかなりいい人であった。
どんな人にも優しいし、色々な事に一生懸命。
ご家族含めて私の病気にも理解があったこともありがたかった。
【ポジティブな考え】
〇 離婚歴が付かなくてよかった
入籍直前だったこともあり、もう少し振られるのが遅れていたら
婚約破棄では済まず離婚になってしまうところだった。
同じ独身でも法律的に結婚歴があるか否かは
次のパートナーができるためのハードルが大きく変わってくるはずである。
よって婚約破棄でまだ良かったのではないかと思えた。
〇 テニスがあってよかった
婚約破棄された夜の次の日は祝日だった。
朝からテニスの予定があったので
少しでも他のことを考えようと予定通り参加することにした。
身体を動かすことで気持ちも晴れたし
普段仲良くしてくれている友人が話を聞いてくれることで気が楽になった。
鬱々とするようなできごとの後は人に会うことと身体を動かすことは
気分を回復するのに効果的なのだと思った。
(ちなみに普段よりダブルフォルト多めでした…)
〇 死ぬわけではないし、生活は大して変わらない
婚約破棄をされたからといって直ちに自分の人生が悪化することはない。
まして私の場合はまだお相手と一緒に住み始めていなかったし、
交際期間は週1回しか会っていなかったので
婚約破棄の前後で生活は大して変わらなかった。(住居が変わった程度)
気持ちの面を除けば、かつ自分のために使える時間が増えるだけの変化と捉えられた。
〇 やりたいことを何でもできる
せっかく一人に戻ったので「やりたいことリスト」を作成してみた。
・1人で突然旅行に行く
・マッチングアプリで他の女性と知り合う
・テニスを週に5回やる
・仕事にもっと邁進する
・転職をする
・投資に回す金額を増やす
といったようにパートナーがいると簡単にはできないようなことをリストにしてみた。
振り返るとすでに実行したこともあるし、そうでないこともあるが
「やりたいことは今やっておこう」という気持ちは婚約破棄をした時点で強くなった。
〇 もっと素晴らしいパートナーに出会えるかもしれない
結婚相手に対して妥協した部分がある人は世の中にもたくさんいるはず。
私もその中の一人であり、お相手に妥協していた部分はあった。
そのお相手と別れたことで、より自分に合う素晴らしいパートナーに出会える可能性が生まれたと思った。
※ プロポーズする前の思考の整理として何に妥協しているのかも明文化してあり、そのことで自分が求めるパートナー像が可視化されていたのも、今思うとよかったのかもしれない。
〇 自分を見直すきっかけになった
婚約破棄に当たって色々なことをお相手からは言われた。
結婚相手だから我慢しようと思っていたことや本当は嫌だったことなど。
別れる相手から言われたことなので、ポジティブに「直せるところは直そう」と捉えることにした。
将来訪れるかもしれない素敵な出会いに備えようと
自分のダメなところを直す気持ちになれたのは良かったことだと思う。
〇 しばらく笑いのネタには困らない
友人に「婚約破棄をしました」と報告した時のリアクションとしては
学生時代にモテなかった私のキャラクターもあって
私の友人の半数以上は、驚いた後に笑ってくれた。
(真剣に悲しんでくれる方々もたくさんいたし、その方々にも感謝している。)
正直な話、同情されるよりも笑ってくれる方が当事者としてはありがたい。
面白おかしく噂にしてくれるのは大歓迎だし、
自分の話し方次第ではしばらく笑いのネタには困らないぞ、と感じていた。
【最後に】
様々な理由で婚約を破棄する人が世の中にはたくさんいるはず。
今回の記事を通してそのような方々と考えを共有できたらよいなと思う。
マイナスなことばかりではなくプラスのこともあると感じるきっかけになってほしい。
もちろん、現在婚約中の方々は幸せな結婚生活になることを願っています。
今回は以上です。
院卒で研究開発職に就いたアラサー会社員が学生時代に勉強しておいてよかったと感じること
夏休みに高校時代の友人と遊びに行ったのだが
現在中学校の教員をしている友人と、学校での勉強が将来役に立つのかという話をしていた。
私は学生時代は中高大通じてそこそこ頑張って勉強してきて仕事で役に立てることができたと思っている。
直接的に大学院での専門を仕事に活かせたというわけではないが、
学部の授業レベルでも学んだことを活かして仕事ができたことは非常に嬉しかった。
今回は仕事で活用できたという観点から
学生時代に勉強しておいてよかったと感じることを書いていく。
【前提】
〇 学歴 :物理系で修士卒業
〇 前職 :JTC 精密機器メーカー、研究開発部門で部品の機能設計を5年弱担当
〇 仕事の評価:事業部最高査定が3回、最低でも標準+2ランク
→ 前職場には「実験結果を数式と照らし合わせて定量的に考察できる」人材があまりおらず、それが周囲より得意だったことがよい査定をもらえていた一因であると考えている。
※ 現職 :JTC精密機器メーカー、社内SE見習い
【まとめ】
〇 Sランク:これがないと仕事にならなかった、という項目
・Excel、Power Pointの使い方
・VBA マクロの構築
・高校数学
〇 Aランク:これのおかげで他の人とスキルが差別化できた、という項目
・振動学
・統計解析
〇 Bランク:これのおかげで仕事の幅が広がった、という項目
・英語
・電気電子回路
・製図
【Sランク】
〇 Excel、Power Pointの使い方
< 就職時のスキルレベル >
・エクセルのワークシート関数の使用
・パワーポイントでの資料作成経験
< 活用できた内容・理由 >
JTCの研究開発部門は「パワーポイントエンジニアリング」と皮肉られるように
定常的な実験はオペレーターに任せて、正社員はデータをエクセルで加工してパワーポイントで報告するという業務になりがちである。
私はCAEや非定常の実験を担当していたため、「パワーポイントエンジニアリング」オンリーにはならなかったが、
それでも業務の3~4割は自分で手を動かした結果含めてデータまとめと資料作成であった。
〇 VBAマクロの構築
< 就職時のスキルレベル >
・大量のtxt/csv/excel/画像ファイルの中身を1つのエクセルファイルに集約できる
< 活用できた内容・理由 >
大量のデータを解析したり、同じフォーマットで整理する際に必須となるスキルである。
具体的には以下の形で活用していた。
・開発部門の実験で条件を網羅的に振って大量のデータを取る
・製造工程や生産試作の工程で検査の結果を見たい形で集約する
ちなみにマクロの構築は理系の嗜みかと思っていたが、
前職場ではマクロを組める人が全体の2割くらいで、かつ構築を面倒がる人もいるので
「手作業で無駄が多いな」と思われる業務を引き受けてマクロで簡単に済ませると喜ばれる。
〇 高校数学
< 就職時のスキルレベル >
理系で偏差値60程度の大学に合格できる
< 活用できた内容・理由 >
前職で取り組んでいた商品開発部門では高校数学をかなりの頻度で使用していた。
よく使っていた内容は以下の2点である。
・三角比/三角関数:三角測量や振動の解析
【Aランク】
〇 振動学
< 就職時のスキルレベル >
バネマス系の微分方程式において、固有振動数、定常解、過渡解について理解できる。
< 活用できた内容・理由 >
機械系の設計をしていると共振現象や固有振動数解析からは逃げられない。
実際の系では有限要素法(FEM:Finite Element Method)でのCAEツールを用いて
機械系の設計をするのだが、計算結果の解釈や実験と計算の整合を考察する際には振動学の知識が必要である。
〇 フーリエ解析
< 就職時のスキルレベル >
・フーリエ解析に関する授業を学部で履修し、単位を取っている。
・エクセルで高速フーリエ変換を実行できる。
< 活用できた内容・理由 >
振動現象の解析の1つとして使用する。
就職時には「時間/位置をパラメータにしたあるデータがどんな周波数成分から成り立っているか」という大雑把な解釈とエクセルでの計算方法だけが頭に残っていたのだが
それでも実務では十分に役に立った。
〇 統計解析
< 就職時のスキルレベル >
・平均値/中央値/分散/標準偏差などの基本的な内容をエクセルで計算できる。
・N数が多くないときに検定の考え方を用いて妥当性を説明できる。
< 活用できた内容・理由 >
主に製造工程でのバラつきを解析するのに使用する。
上記の知識を使って、製造工程のデータを解析して検査仕様に落とせれば実務レベルであったと考えている。
〇 微分方程式
< 就職時のスキルレベル >
※解析的に解く方法はほとんど知らない
< 活用できた内容・理由 >
時間発展する物理現象が関係する実験結果を定量的に考察するには
微分方程式について理解しておく必要がある。
大学数学は高校数学に比べて苦手な人が多いため
上記程度のレベルでも差別化要素になっていた。
【Bランク】
〇 英語
< 就職時のスキルレベル >
・TOEIC 750点
・英語が得意な人が頑張って聞いてくれれば技術的な会話が成立する。
(・大学の部活にいた帰国子女の同期が「英語で悪口を言っている」とわかる)
< 活用できた内容・理由 >
「英語全くダメです…」という人も一定数存在するため
そのような人たちに対しては差別化要素になるスキルである。
この程度のレベルでも海外の顧客対応や展示会に出張させてもらえた。
〇 電気・電子回路
< 就職時のスキルレベル >
・回路図を何となく読める。(基本的な回路記号を理解している)
・電気電子回路の授業を学部で履修し、単位を取っている。
< 活用できた内容・理由 >
ハードウェアの実験をするエンジニアは持っておいて損はない知識である。
回路図を読めると実験中に信号を見たい時にお城でどのピンを当たればよいかわかる。
自分で基板の設計をしなくても、電装系のシミュレーション結果は読めるとハードウェアの特性評価に役立つ。
〇 製図
< 就職時のスキルレベル >
・大学院で実験装置を自分で設計・製図して大学の加工センターに依頼した経験がある。
< 活用できた内容・理由 >
製品や製造工程に関する機械設計は専門家にお任せする。
しかし、自分の開発用の実験に使用する治具などは
公差が緩くてOKでコスト制約も弱い機械設計については
自分で製図ができて業者に加工依頼ができると業務がスムーズになる場合がある。
CADソフトへの慣れは必要だったものの、製図そのものには抵抗なく入れたのは良かったと思う。
【最後に】
JTCの研究開発部門に技術職としてポテンシャル採用される場合は
入社後にどんな仕事をするのか、わからないことも多いと思う。
そのような場合に備えて、大学/大学院では取捨選択をなるべくせずに
ちゃんと勉強しておくとよいのではないかと考えている。
今回は以上です。
テニスをやってきてよかったと感じること
最近、ハイキュー!!というアニメにはまっていて、
お盆休みはアマゾンプライムでシーズン4まで一気見してしまった。
その中で様々なキャラクターの人間模様、バレーボールへのモチベーションが描かれていたが
結局そのストーリーは「バレーボールをやってよかった」に帰結していると感じた。
私はバレーボールをやらないのだが、「テニスをやってきてよかったこと」って何だろうかと感じたので、今日はその内容を記事にしていく。
【この記事で伝えたいこと】
テニスをやってきてよかったと感じることは大きく分けて以下の6点。
①趣味を獲得
②運動習慣
③人間関係
④学生時代の疑似的な社会の体験
⑤成功・失敗体験
⑥自己肯定感
【前提】
小4でテニスの王子様を見てテニスを始める。
中学は部活がなかったのでスクールとプライベートレッスン。
高校はテニス部のキャプテン、大学では体育会テニス部。
社会人になってからは会社のテニス部とかテニスオフ/テニスベアでプレー。
【①趣味を獲得】
テニスという1番の趣味を手にすることができた。
仕事以外にテニスに熱中できるというのはワークライフバランスを整え
精神を健康に保つのに役立っている。
もっと簡単に書くと「テニスあるし、今日も仕事頑張ろう」と思えているということだ。
【②運動習慣を獲得】
当たり前だがテニスはスポーツであり
テニスを続けるということは運動が習慣化するということだ。
運動の効果は世の中で散々言われているが、
以下のような恩恵を得られていると私は考えている。
・健康な体作り(基礎代謝や筋力の維持)
・脳の活性化(瞬時の状況判断、程よい緊張感を持てる)
・ストレス発散(体を動かすし、場合によっては大声を出す)
【③人間関係】
最近はオフ会や草トーがあるので
テニスは友達が1人もいなくても成り立つ趣味である。
しかし、現実にはテニスを通じた人間関係は存在していて
私はテニスを通じて築いた人間関係が貴重だったと考えている。
・目標に向かって努力した友人ができた
大学の部活では平均週3回、休暇中は週6~7回は練習に取り組んでいた。
学科も性格もバリエーションが豊かなチームであり、
普通なら友達になれるか怪しいとお互いに思っている部員もいたが
同じ目標に向かって努力をした友人たちは先輩後輩含めて今でも仲良くしている。
・テニスを通じて会社にスムーズに溶け込めた
新卒で入った会社では同じ部署にテニスをやっている年が近い先輩が2名おり、
そのお二人を通じてかなりスムーズに職場で人間関係を築くことができたと思う。
(余談だが1年目の6月から職場の先輩と合コンをする、というのは珍しいケースなのではないか…)
また、会社のテニス部を通じて社内で横のつながりを持つことができた。
一緒に団体戦に出たり、合宿に行ったり先輩後輩関係なくテニス仲間がたくさんいる。
・両親とのコミュニケーション機会を増やせた
私の両親は特にスポーツをするわけでもないし、スポーツ観戦が趣味というわけではない。
それでも私のテニスの試合を見に来るのが好きだったようで
中、高、大の期間は来られる時は試合を見に来てくれた。
試合を見に来てくれるとそれについて話もするし、応援もしてくれる。
特に中高生の時は親とのコミュニケーションが減ってしまいがちな時期と思えるが
テニスをダシにしたコミュニケーションのおかげで良好な親子関係を築けたと思う。
【④学生時代の疑似的な社会経験】
高校生、大学生で経験したことのうち
社会で役立った内容として
組織づくりや目上の人とのコミュニケーションを挙げたい。
・高校のテニス部:キャプテン
レギュラー/ノンレギュラー、学年の立場の違いなどを考えて練習割りを考えたり
部員と顧問の先生の間に入って部活の運営を行ったりと
他人を動かす必要がある立場に身を置くことができた。
・大学のテニス部:OGOB係
ほとんど顔を見たことがない部活のOGOBを相手にして
練習コーチの依頼をしたり金銭的な援助を求めるなどを経験した。
部員に不祥事があった際はOGOBに謝罪のメールを書くなど
胃がキリキリするような出来事もあったが
「目上の相手にストレスを持ちながらコミュニケーションをとる」
というのは会社員生活でも役に立っていると感じる。
【⑤成功・失敗体験】
テニスを通じて様々な成功・失敗を体験してきた。
「ベストを尽くした結果として思い通りになることもあれば、そうならないことも同じくらいある」
というのをテニスでのたくさんの勝ち負けを通じて体で学べたと感じている。
・最大の失敗体験(負け試合)
大学2年生時のリーグ戦においてマッチポイントから逆転された試合である。
2ndセットのタイブレーク6-4から自分のリターン、自分のサーブで逆転された展開は
10年近くたった今でも鮮明に思い出せる。
・最大の成功体験(勝ち試合)
大学4年生時のリーグ戦において、入れ替え戦進出をかけた対抗で自分がキーとなる試合を勝ち切った試合である。
上記の失敗試合の因縁か、相手のマッチポイント2本から逆転勝利した。
2ndセット2-5の15-40でミスしたらチームが負けというポイントで
30本くらいラリーして相手の足がけいれんし、それによって形勢逆転。
運が良かっただけといえばそれまでだが、その場その場でベストを尽くせばよいことが起こる可能性がある、ということを学べた。
【⑥自己肯定感】
⑤にもつながることではあるが、テニスを通じて自己肯定感を高めることができた。
具体的には以下の2点である。
・人より優れた能力が自分にはあるということと
・自分の努力で成功(試合での勝利)を掴める
理想的には人と比べてどうか、というのは考えない方が良いのかもしれないが
現実は「人に比べて上である」ことが自己肯定感に繋がると私は考えている。
【まとめ】
テニスをやってきてよかったと感じることについて書いてみた。
試合で結果を残す、テニスの実力が向上するというのがテニスを続ける主目的である人が多いと思う。
しかし副次的な効果についても考えると、目の前の練習がつらい時にモチベーションを保つ一因になるのではないかと思う。
今回は以上です。
人生でテニスの実力が伸びた要因だと思っていること
昨日は会社の先輩に誘われて朝からテニスの練習だった。
レベル高くて楽しかったけれど暑さにやられて9時~11時でヘトヘト。
大学生の夏休み×3(2~4年、1年生時は球拾いだった)は
週7回、4時間この暑い中練習していたのかと思うと、過去の自分を尊敬する。
また、この週7の練習でダブルスをやり込んだことで、
引退から10年弱経過した今でもボレーが得意で単複ともに得点源になっている。
今回は約20年のテニス人生で人生で実力が伸びた要因だと思っていることを
年代別に書いていく。
【この記事で伝えたいこと】
〇中高ではラリー練習と走力系のトレーニングを量を優先してこなすことで、体力と粘るプレーを獲得できた。
〇大学ではダブルス練習を徹底的にこなすことで、ダブルスの動き方とボレーを習得できた。シングルスでもサーブからネットに出ることを覚えた。さらに、体力勝ちするテニスを覚えた。
〇社会人ではオムニコートの試合でスライスを意識的に使うようになったことで、ネットに付く展開のバリエーションを広げることができた。
【前提】
〇テニス歴20年
〇小学生:地域のテニススクール(選手コースではない)
〇中学生:元プロコーチのPL(4~5人)、テニススクール継続
〇高校生:部活+コーチのPL継続、スクールはやめた
〇大学生:体育会テニス部
〇社会人:会社のテニス部、テニスオフ/テニスベアなどで練習
最近の戦績は東京都の某市民大会で準優勝、実業団リーグのそこそこ上の方で勝率8割くらいといったところ。
【小学生】
小学生の頃はテニスを始められたのが一番良かったことだ。
あとはスクールの友達がコーチを紹介してくれて、中~高でレッスンを受けられたこと。
【中学生】
私が通った中学校はテニス部がなかったので、週3回のPLと週1のスクール通いをしていた。
PLでは徹底的にコート内を走り回る力を鍛えてもらった。
・対面サイドステップ
・しゃがんだ状態からコート前後ダッシュ
・コーチ半面ボレー vs 全面ストローク
このおかげか高校、大学、社会人と自分よりコートカバーリングが良い選手は同じチームにいなかった。
(関東で本戦行くような選手やインターハイ経験者も含めて)
100本ミスしたら最初からやり直しのラリー練とか、5人が1人ずつセカンドサーブを打ち続けてフォルトしたら全員でランニングとか
プレッシャーの中でボールをコートに入れる練習もたくさんしていた。
このことで中ロブで粘ってミスをしないだけでシングルスは2回3回勝てるということも学んだ。
【高校生】
高校の部活に入って団体戦とダブルスの試合を初めて経験した。
シングルスの個人戦とは異なり、自分のプレーが他の誰かの勝敗に繋がる経験を得ることができた。
あとはランニングは常に1番に走っていて、基礎体力は高校でも向上したと思う。
プレーとしてはラリーを長く続けられるようにはなったが、大きな変化をすることができなかった。
【大学生】
何といってもダブルスの練習に尽きる。
夏休みは球出しスマッシュ50球をやった後にダブルスの形式練習を6人で2時間回していた。
・ツーアップ vs ツーアップ
・雁行 vs 雁行
・雁行 vs 並行
・ツーバック vs ツーアップで突き上げ
・サーブ & ボレー
高校まではダブルスからっきしダメだったのだが、
大学2年生で上の練習を40日くらい続けたらダブルス全般の動きと前衛での得点率がかなりよくなった。
何より自信をもってサービスダッシュをできるようになったのは価値のある進歩だったと感じる。(シングルスも含めて)
振り回しをたくさんやったことに加えて
トレーニングもランニングとコートカバー系は全力で取り組んだので
さらに体力を向上させることができた。
そして、高校生の時の戦績では明らかに自分より上の相手にも勝ち星が付くことが出てきた。
大学に入って8ゲームや3セットマッチの試合をすることになり、
体力とかフットワークのようにボールを打つ部分以外のところで
勝負ができるようになったためだと思っている。
【社会人】
学生の時よりオムニコートでの試合が多くなって、スライスを打つ頻度が増えた。
中学の時から打ち続けた中ロブに加えて
フォアバック両方のスライスを意識的に打つことで
ネットに付くバリエーションが広がり、シングルスが強くなった。
加えていわゆる「おじさんテニス」を相手にすることが出てきたので
基本的に守ってばかりだったテニスに自分から攻撃するメンタルが加わった気がする。
【まとめ】
中高大で反復練習を徹底的に行ったことで基礎体力、ミスをしないテニス、ボレーを習得できた。
武器を獲得するには短期間に質より量を求めて反復練習するのが1番効果的と思う。
質より量の時期にフォアとサーブで強いボール打つことを覚えるべきだった、というのは後悔している点である。
今回は以上です。
潰瘍性大腸炎 かかるお金編
潰瘍性大腸炎になって困っていることの1つに医療費がかかる、という点がある。
今回は私が保管している病院・薬局の領収書と診療明細書から
潰瘍性大腸炎になってどのくらいのお金をかけて健康を維持しているのかを書いていこうと思う。
※ 薬の説明サイトや保険制度に関するリンクを貼っていますが、この記事はアフィリエイトではないです。(というか薬のアフィリエイトってあるんですかね?)
【この記事で伝えたいこと】
〇 私は潰瘍性大腸炎の寛解を維持するために薬を服用しており、
定期通院の費用を合わせて1日当たり261円を支払っている。
〇 症状が再燃した際には検査費用(17,580円/回、事前準備費用含む)、入院費用(13,496円/日)や追加の薬の費用(31円)がかかった。
〇 実際には高額医療費制度や確定申告による医療費還付、医療保険や全労済からの支給で自己負担額はもう少し小さい。
【薬代】
2022年8月現在、服用している薬は以下の通りである。
合計すると1日に493.93円の薬代がかかっているようである。
これに調剤技術料、薬学管理料が加わり、合計で1日当たり564円が薬代となっている。
実際は3割負担なので170円/1日で済んでいる。
健康保険という制度、ジェネリック薬品には感謝しないといけない。
〇 イムラン50mg:1錠/1日(免疫抑制剤) 97.5円/1錠
イムラン錠50mg - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
〇 メサラジン徐放錠500mg:8錠/日(腸の抗炎症薬) 32.6円/1錠
メサラジン錠500mg「日医工」 - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
〇 タケキャブ錠10mg:1錠/1日(胃薬) 105.3円/1錠
タケキャブ錠10mg - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
〇 レバミパド錠100mg:2錠/1日(胃薬) 10.1円/1錠
レバミピド錠100mg「EMEC」 - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
【通院費】
私は現在6週間に1度、血液検査と問診、薬をもらうために病院に通っている。
その費用が3割負担で1回3,830円(内訳は再診料、医学管理料、投薬料、検査料)である。
42日に一度を通院頻度だとすると1日当たり91円かかっていることになる。
ということで、薬によって寛解を維持するのに私が支払っている金額は
通院費+薬代で1日当たり261円という計算になる。
これをどう見るかは人それぞれあると思うが、
・不摂生がたたって病気になったかもしれないという自分への戒め
・活動期の時の身体的・精神的はつらさ
という2点から261円/1日というのは私は安いと考えている。
【大腸鏡検査】
ここまでは寛解を維持できていて、血液検査と問診で「異常なし」と判断され続けた場合の金額である。
体調に異常が出ると、大腸鏡検査(内視鏡検査)や薬の変更、場合によっては入院が必要になる。
まずは大腸鏡検査にかかる費用を書いていく。
〇 事前診療費用:3割負担で460円(初診料、医学管理料、検査料)
ここに書かれている検査料は検査前に腸の中をきれいにするための下剤、排便促進剤?のことである。(これを検査当日に飲むのがまた辛いのだが…)
ムーベン配合内用液 - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
ピコスルファートナトリウム内用液0.75%「日医工」 - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
〇 検査費用:3割負担で17,120円
私は2回大腸鏡検査を受けたことがある。
うち1回は入院費に含まれてしまっているので、日帰りで受けたときの金額を記載した。
この金額には再診料、検査料、病理診断料が含まれている。
〇 追加の薬代
私は症状が再燃した際に入院中は点滴で、退院後は飲み薬でステロイド剤の投薬を受けた。
飲み薬としてはプレドニン錠5mg:9.8円/錠を2か月程度服用した。
入院費に含まれない服用数は150錠だったので、合計1,470円となる。
プレドニン錠5mg - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
【入院費用】
上述の通り、症状が再燃した際に合計12日間入院した。
主な目的は食事制限(および栄養の点滴)、ステロイド剤の点滴投与であり、外科手術は行っていない。
その費用は食事代、薬代、入院前の大腸鏡検査などの諸費用込みで162,000円であった。
11泊12日の入院だったので1日当たり約13,496円となる。
【実際のところ】
領収書や診療明細書の金額を素直に記載すると上記のような金額になるが
実際は以下のような要素によって自己負担額はもう少し小さくなっている。
〇高額療養費制度
高額な医療費を支払ったとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp)
〇医療費控除
No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)|国税庁 (nta.go.jp)
→歯科や皮膚科にもかかっていることもあり、医療費控除はここ3年申請している。
〇医療保険
〇全労済
なお、潰瘍性大腸炎は国の指定難病になっているため申請すると医療費の助成を受けられる。
私の場合は現状で医療費が自己負担上限額を超えていなので申請は見送っている。
今後症状が悪化して医療費が高額になることがあれば下記の申請も選択肢の1つになる。
潰瘍性大腸炎 医療費の助成制度|IBD LIFE (ibd-life.jp)
※ 食生活について
ジャンクフードばかり食べていた頃と比べて
健康を維持するため家で食べる食事の費用は上がっているようにも感じている。
しかし、
・病気を患う前は家計簿をつけていなかった
・コロナ禍および健康維持のために外食の頻度が減った
ことで「潰瘍性大腸炎を患ったために上昇した食費」を定量化できないので何とも言えない。
【まとめ】
潰瘍性大腸炎になってどのくらいお金がかかっているのかを書いてみた。
私は幸いにも2年以上寛解を維持できており、そんなに高くない金額で済んでいる。
(年間にすると10万円近くかかっているのでなくなれば嬉しいのだが)
難病申請している方、日常の症状が重く薬をもっとたくさん服用している方、残念ながら症状が悪化して手術が必要になった方などもいらっしゃるはず。
また、症状が重い方は仕事ができなくなったりする場合もあり、経済的な負担は患者さんによって様々だと思うが
あくまで一例として今回の記事が参考になればよいと考えている。
将来的にはこの病気の原因が明確化して治療法が確立し、
上記の金額がゼロになることを祈るばかりである。
今回は以上です。